これから生まれてくる、あるいは既に誕生した我が子の将来の為に、学資保険への加入を考えている方も多いかと思います。
子供の将来に関わることですから、適切な保険商品を選択できるようにしっかりと学資保険について理解をしましょう。
学資保険ってそもそも必要?
「学資保険って貯金とどう違うの?」「保険じゃなくても自分で貯めれば良いのでは」とお考えの方も少なくはないでしょう。
既に子供の将来の学費分は確保してある、という方は学資保険への追加加入は必要ないかもしれません。
これから将来の学費を貯める予定の方は、銀行貯金ですと万が一稼ぎ頭に不幸があったときに貯金ができなくなってしまいます。
その点学資保険は「保険」ですので、万が一の時には保険料を納める必要がなくなり、将来はきちんと予定金額を受け取れるのです。
保険料が払い続けられない・・・
学資保険は貯蓄型の保険商品です。
一般的に貯蓄型の保険は、払い込みが全て完了すればいままで支払った保険料が戻って来る代わりに、月々の保険料が高額となる傾向にあります。
また、途中解約をしてしまうと払い込んだ戻って来る保険料はかなり少なくなります。
病気などで収入が減り、高額な保険料が払えなくなることも起こりうるので、確実に払い続けられる保険料を設定しましょう。
満期以降はお得な学資保険
学資保険は「保険」「貯金」の2つの役割を持っています。
保険の役割については前述の通りですが、保険料を全て払い込んだ後は掛け金総額に利子分が上乗せされていきます。
近年銀行の定期預金の利率は低く0.01%程度ですが、例えばソニー損保の学資保険は年0.78%と銀行に比べて高利率であることがわかりますね。
どうせ貯金するなら保険商品での方がかなりお得なのです。
保険の内容を考える。
いつ、いくら必要?
学資保険によって保険料総額(受取金額)や払い込み完了時期が違います。
最近は加入者側で自由に設定できることが多く、受取金額は大学の入学金として200~300万円に設定している方が多いようです。
この場合は子供が大学に入学する時には受け取りたいわけですから遅くとも高校卒業までに支払いを終える必要がありますね。
学資保険の加入する時には、保険金が必要な時期と必要な額を考慮しましょう。
「学資」保険じゃなくてもよい?保険の選択支
実は学資保険は、名前が異なるだけで貯蓄型の生命保険と仕組み自体はほとんど同じなのです。
その為かならずしも「学資」保険に加入するべきということはありません。
生命保険の場合、死亡保障に重点を置くためか加入者の死亡時はその場で保証金を受け取ることができ、その金額も満期金よりも高額であることもあります。
学資・生命という名称に惑わされずに保障内容や支払いの仕組みに注目して比較することが大切です。
大切な我が子のために
学資保険についてご理解いただけたでしょうか。
学資保険はきちんと保険料を払い続けることさえできれば、かなりお得な貯蓄方法となります。
貯金が苦手だという方であっても、強制的に引き落とされますので不用意な使い込みも避けることができますね。
学資保険を賢く利用して、無理のない額で我が子の大切な将来に備えましょう。