沢山ある保険の中でも、子どもの将来に備えるということと、保護者が万一の時の保障のために「学資保険」という選択肢があります。
子どもの教育資金を準備する際、ただ貯金をするというだけではなくて、教育資金のために保険に入り、保障も得られるというものです。
教育資金だけではない魅力
お子様が将来進学するために、貯蓄をして大学資金を用意するということは良くあることだと思いますが、途中で万一保護者が事故や病気などで亡くなってしまったり重度の後遺症が残った場合は、貯蓄の場合、そこで積み立てがストップしてしまいます。
けれども、学資保険の場合にはそれ以降の保険料の支払いは免除され、最初に設定した時期に保険金を受け取ることが出来ます。
こうしたことから、教育資金を準備される場合には、学資保険も是非選択肢に入れて検討される事を提案いたします。
途中解約すると支払った分より少なくなります
ただし、学資保険にもデメリットはあります。
途中解約すると、支払った分よりも返金が少なくなるのです。
この保険は子どもの成長と共に長く掛ける貯蓄型タイプの保険が主なので、2,3年でやめてしまうと逆にロスが大きいのです。
学資保険は色々な保険会社からでていますので、かける前には個別の保険のリスクや特徴などを良く比較検討して、納得した上でかけることをおすすめします。
小・中・高校入学時に保険金が出るものもあります
高校・大学入学時には、国公立を予定していたにもかかわらず、急遽私立に進学する事になったという「突然」が起こりえます。
そのようなとき、いくらかまとまったお金がでると助かりますね。
また、保険によっては高校・大学進学時以外にも、小学校、中学校に進学するときもあわせて保険金がおりるタイプもあります。
進学するときにはランドセルを購入したり制服を新調したりと何かと必要が多いものですが、突然通常の家計費から出費するには少しまとまった出費ですので、これらをカバーすることが出来るように設定することも出来ます。
貯蓄型と保障型
では、実際に学資保険の月々の掛け金はいくらぐらいなのでしょうか。
掛け始める年齢にもよりますが、月々5000円ぐらいから数万円までと、保障内容とタイプによって開きがあります。
還元率の高い保険は、加入時のお子様の年齢が上がっていくと保険料も高くなります。
また、学資保険は大きく貯蓄型と保障型にわかれますが、進学時の準備のためという観点から選ぶなら、貯蓄型の方がおすすめです。
学資保険を比較するときには
学資保険は、長期でかける保険という前提なので、安心できる保険会社を選ぶということも大きなポイントです。
長く信頼しておつき合いできる保険会社を選ぶことは、その後の安心にも繋がります。
また、保険によっては一括支払いや年払い、半年払いなどを選択することもできますので、その際にどれぐらいの金額のメリットがあるのかなども含めて比較すると、教育資金の計画も立てやすいのではないでしょうか。
お子様の将来のために
お子様が将来、教育費の心配なく自分の進路を選択できるように教育資金を用意しておくことが、学資保険の本来の目的です。
普通の貯金ではどうしても他の必要のためについついおろしてしまったり、いつの間にか積み立てできずにいざというときに慌てるということもおこりかねません。
普段の生活の中から確実に教育資金を準備するためにも、学資保険という選択肢は賢い方法ではないでしょうか。