生命保険は貯蓄型という特性があるので、いざという時に解約返戻金により資金を調達可能です。
低返戻金型の生命保険に加入すると払込終了期間まで掛けずに解約すると元本割れする可能性が高いので注意が必要となります。
必要な保障内容は随時変わります
生命保険に加入する際には、必要だからという理由で何となく決めてしまっている例も多いです。
保険外交員に勧められたまま継続して定期付き終身保険に加入している場合には、保障内容を注意深く見直すことで保険料の節約や保障内容のアップが見込めることも多いのです。
家族構成や年齢により絶えず変わる必要保障額を見直すことが重要です。
掛け替えた保険が低解約返戻金型と気付かない
定期付き終身保険に加入している場合、定年までの間に死亡した保障については保障額が大きく設定されていますが、定期期間が終わる定年後の保障は極端に少ないことがあります。
老後の保障額を増やそうと70歳返戻率と保険料を見て生命保険の掛け替えを選んだものの、後で低解約返戻金型と気づくことがあります。
低解約返戻金型の生命保険は、払い込み終了前に解約をすると解約返戻金か元本割れを起こすのでいざという時の資金には勿体無いのです。
絶対に払い込みを満了まで解約しない強い意思が必要です。
終身保険へと切り替える
今まで定期付き終身保険に加入していたものを解約返戻金額を確認して解約し、終身保険の金額を増額して返戻率が高い生命保険に加入し直す方法があります。
終身保険額については、葬儀代と説明されて定期付き保険の勧誘を受けることがありますが、終身保険の保障額を高く設定して年数を掛けることにより、解約返戻金を多く受け取れることを狙います。
貯蓄として考えて、いざという時には一部解約して資金を確保出来るので便利です。
何の目的で保険に加入するのか考えます
現役時代に死亡した場合に家族に対する保障額を増やす場合には定期型を選択して終身保険は少なくすると良いです。
一方で、貯蓄目的を中心に考えるなら返戻率を考慮して死亡保障額を大きくした終身保険が適しています。
終身保険は保険料が高いですが、掛け捨て型とは異なり返戻率が良いので貯蓄と割りきってかけ続けることが大切です。
返戻率と解約返戻金の金額は徹底比較したい
保険会社や保険商品により大きく異なる返戻率と解約返戻金の金額は、年代別に比べなければ分かりにくいことがあります。
低解約返戻金型の終身保険が含まれているので、早期解約を行う可能性が少しでも残っている場合には元本割れリスクを警戒する必要があるからです。
終身保険として普通に販売されているので、見分けが付きにくい場合があるのです。
生命保険は目的を明確にして掛ける
払い込み期間が長期に渡る生命保険では、定期型、終身型、低解約返戻金型など様々なタイプが存在します。
組み合わせて契約することも出来ますが、なぜ生命保険に入るのかどのような保障を求めているのかを明確に整理してから保険を見直せば、失敗するリスクを減らすことが出来ます。
貯蓄目的で生命保険に加入するならば終身保険の死亡保障額を多めに設定すると良いです。