万が一に備える保険商品。
必要な保障内容は家族構成、ライフステージによって変化していきます。
昔入った保険をそのまま継続している方、その保険は本当に今必要ですか?また、これから必要な保障は含まれていますか?老後に備えて一度、保険内容の見直しを行いましょう。
何故、見直しが必要なのか
保険商品は近年、様々な会社から多種多様な商品が用意されています。
その保障内容や金額は保険商品が発売された時の経済状況や医療情勢にあったものであることが多いのです。
またライフステージによっても、求められる保障も変化しています。
現在の状況に対応した保険に切り替えることで、これから起こりうる万が一へのリスクを少しでも減らしましょう。
期限切れに注意しましょう
自身の加入する保障がいつまで有効なものであるかご存じでしょうか。
医療保険、死亡保険には65歳や70歳という期限が設けられていることがあります。
近年では平均寿命が伸びてきています。
せっかく保険に加入し高額な保険料を納めてきたのに、いざという時になって保険金が受け取れなかったという事態を避けるために、加入中、あるいは加入予定の保険の「有効期限」を確認しましょう。
国の制度を賢く利用しましょう
日本には老後の生活を保障する制度が充実しています。
万が一の際には遺族年金を受け取れ、65歳からは本人の年金を受けとることができます。
また、医療費の負担もこれまで以上に少なくなります。
これまでの人生で十分な貯金をしていた場合、国の制度と合わせることで死亡保障が少なくても十分に生活していける可能性もあるのです。
その分浮いたお金を2人の老後資金として貯金することもできますね。
保険の種類と特徴について
死亡保険には、掛け捨て型と貯蓄型があります。
掛け捨て型は月々の保険料が安い代わりに契約期間内に保障を受けることがない限り、支払った保険料は戻ってきません。
一方貯蓄型は月々の保険料は高額ですが、満期後にはこれまで支払った保険料が満額あるいは利子分が上乗せされて戻って来るのです。
「無駄を省く」ことだけを考えるのであれば、貯蓄型が断然お勧めと言えるでしょう。
老後資金はいくら必要か
若い頃は子どもの養育費や配偶者のこれからの長い生活を考えて、高額な保険に加入していたかもしれません。
しかし子どもが独り立ちをし、配偶者の老後の生活資金に備える場合はこれまでのような高額な保障は必要ありません。
退職後の生活資金は夫婦で5000万程度と言われており、年金を考慮すると2000万程度のお金が必要となります。
老後の保険を見直す際には、現在の貯蓄状況や退職金による収入を考慮して必要な保障額がいくらなのかを計算しましょう。
2人とも健康が一番
老後に備える保険について、ご理解いただけたでしょうか。
残された人の為に保険という形で備えることはとても大切なことです。
しかしそれ以上に、2人で健康に長生きできることが一番といえるでしょう。
せっかく健康でも、高額な保険料で生活が圧迫されては意味がありません。
老後の安定した生活のために、保険の見直しを行うことで無理のない範囲で万が一に備えましょう。