保険に一度加入したらそれで安心して、そのままずっと同じ保障内容に保険料を払っている人は少なくありません。
しかし、それで良いのでしょうか。
生活の変化によって必要な保障の内容は変わります。
そして時には必要ない保障も出てきます。
定期的に保険を見直すことで、保険料を節約できる可能性もあるのです。
保険はどうして見直さなくてはならないの?
保険は、生活のスタイルの変化、たとえば就職や一人暮らし、結婚、出産などの機会に見直すのが良いとされています。
また、そういった変化がなくても、何年ごとと決めて保険は見直すことが必要です。
何故なら、自分自身に変化がなくても、保険会社の商品、社会保障制度、医療の進歩など、自分を取り巻く環境が変わっている可能性があるからです。
そして、見直しを定期的にすることで、必要な保障と不要な保障を考え、不要な保障をカットして保険料を抑えることができます。
節約したつもりで節約できていない?
保険料の節約のために安い保険にいくつも加入するというのは実は全く節約になっていません。
保険は、人生の中の経済的なリスクをカバーする目的で用意するものです。
「自分は何を大きなリスクと考えているのか」を明確にした上で契約しないと、無駄な保障を持つことになってしまいます。
たとえば、独身なのに大きな死亡保障を用意する必要はありませんし、家族が働いているのに軽い病気で大きな給付金がもらえるような契約をするのは保険料の方が負担になります。
あまり必要のない保障をカットしたりするのが、保険料の節約の近道です。
保険料の節約に成功するコツは?
保険料を節約するには、大きく持つ保障と小さく持つ保障、思い切ってカットする保障を選んで契約することが大切です。
家族、特に子供が小さい人は万が一のときの保障が必要です。
独身の人であれば自分自身の医療などが気になりますし、年齢を考えてがん保険を持ちたいという人もいるでしょう。
自分にとっての大きなリスクは何かを考えて保障を選ぶことができれば、保険料の節約になります。
保険って実は思うほど高くないんです
保険料を節約するために商品を比較するとき、まず保険料が安い保険を選びたくなります。
たとえば医療保険は、現在では安いものでは1000円程度から加入できるものもあり、手軽に保障を用意できます。
また、万が一のときの保障も独身の方が自分の後始末のための費用程度の金額を定期保険で用意するのであれば数百円から加入できるものがあります。
このように、保険は現在では必ずしも非常に高い買い物ではなくなってきているのです。
商品の比較はしっかりと
保険料を節約したいからと言って、値段だけを見て契約を決めるのは危険です。
いくら少額でも、毎月保険料を払っていたのにいざというときに役に立たなかったら無駄になってしまうからです。
保険はまず「自分だったらこんなときに給付金がほしい」という条件に合致するものを比較し、その中から保険料の条件に合っているものを選ぶ必要があります。
保険料を節約しながら、保障もしっかり
保険料は、家計費の中でも毎月決まって出ていくため、できるだけ安くしたいと思う人が多いでしょう。
もちろん、見直しをすることで必要のない保障をカットして保険料を抑えることは可能です。
しかし、必要な保障までカットしてしまうと、保険が必要なときに役に立たないものになってしまいかねません。
保険は、まず保障内容ありきだということを意識しながら見直しを行なうことが大切です。