万が一の時に備えるための保険。
勿論保障があれば何かが起こった時に安心と言えるでしょう。
一方毎月の保険料は意外と家計を圧迫しているかもしれません。
保険を見直すことで、その分を将来の貯金にまわせるかもしれません。
保険商品の見直しについて考えてみませんか。
本当に必要?見直しの必要性
突然の怪我や病気、もしくは不幸があった時に金銭的負担を軽減してくれる点が、保険商品の最大のメリットとなります。
その為少しでも万が一の際の負担を減らすために、高額の保障の付いた保険に加入している方もいるかもしれません。
しかし保障内容が手厚い保険ほど月々の保険料は高額となります。
「万が一」だけでなく普段の生活を守るためにも、その保障は本当に必要なのかどうかを見直す価値は十分にあるでしょう。
取捨選択を間違えないで
保険を見直すにあたって節約を優先的に考えすぎるあまり、必要な保障まで削ってしまう恐れがあります。
極端な例ですと、専業主婦の妻子持ちの方が「万が一に備える死亡保険なんて掛け金の無駄だ」と加入していなかったが、その万が一が起こってしまったとしましょう。
彼が生前、十分な貯蓄をしていた場合は大丈夫ですが、そうでなかった場合、残された妻子は路頭に迷うことになり得ます。
節約は必要ですが、安易に不要だと決め付けることは避けましょう。
日本の保険制度は優秀!
日本には手厚い保険制度が存在します。
医療費が3割負担であったり、高額医療費制度があるために、保険内治療であれば月々にかかる医療費が莫大になることは少ないのです。
また遺族年金や母子家庭手当の制度もあり、残された家族への救済措置も存在します。
もちろん保険外の治療は適用外ですし、年金だけでは生活も難しいでしょう。
これまでこれらの制度を考慮せずに保険に加入していた方は、保険内容を見直すことで月々の保険料の無駄を減らすことができるかもしれません。
意外と単純、保険商品の種類
保険商品の種類の多くは、医療保険か生命保険、掛け捨て型か貯蓄型かの組み合わせでできています。
中には医療と生命が一体型となっている商品もありますが、その場合の死亡保障は葬儀代程度の少額であることが多いです。
一般的には貯蓄型の方が掛け捨て型より保険料が高額となりますが、定期的もしくは満期後に納付した保険料が戻ってくるという、保険と貯蓄の二つの役割を兼ね備えています。
多くの種類があり一見わかりにくい保険商品は、このように意外と簡単に分類することができるのです。
無駄のない貯蓄型保険!
月々の保険料を抑えることに重点を置くと、掛け金の安い掛け捨て型が良く見えるかもしれません。
しかし掛け捨て型で支払った保険料は、保障を一度も使用しなかった場合、戻ってくることはありません。
月々1000円としても、年間で12000円、10年だと12万円と考えると勿体ないとは思いませんか。
一方貯蓄型は将来的に保険料が還付されますので、貯金のつもりで加入すれば無駄のない保険となります。
しかし月々の保険料が高額な為、きちんと毎月払える金額に設定することが重要です。
貯蓄型保険で賢く貯金を!
貯金の為の保険見直しについて、ご理解いただけましたか?最も無駄のない保険への入り方は、全て貯蓄型で加入ということに間違いはありません。
しかし現実問題として全ての保険を貯蓄型にすると月々の保険料がかなりの高額になり、家計が破綻してしまう恐れもあります。
現実的な見直しプランとしては、家計の中で貯蓄にまわすことが可能な額を貯蓄型保険、それ以外は掛け捨て型にして月々の負担を抑えるという方法をお勧めします。
家計とにらめっこをして、最も無理なく無駄のない保険選びを行いましょう。