家計の担い手が無くなったり、病気になって働けなくなったり、子どもが生まれたもののまだ保険はかけていない等、万が一に備えておきたいものの、世帯によってさまざまな悩みがあるものです。
ここでは成功や失敗事例を元に保険の見直し術についてまとめています。
心配事を減らすために
保険見直しの必要性について
周囲で病気の人や亡くなる人が増えてくると、人事ではないとついつい心配になるものです。
だからといって今の保険の保障を必要以上に増やす必要もありません。
しかし、ひとつのきっかけとして、心配事を取り除くために保険の見直しは必要なのです。
誰にでもあてはまることですが、万が一病気で働けなくなったときに会社の福利厚生はどの程度使えるのか、死亡した場合の忌慰金などがいくら受け取れるのかを確認することが必要です。
その上で十分に足りていれば安心感が生まれ、不足していれば補うことで安心感が生まれます。
気づけば元本割れ
指定の保険見直しの失敗事例について
40代男性で独身というケースも近年では割と見られる光景になってきました。
独身48歳のAさんが保険の見直しをしたのは一度だけですが、会社にくる保険相談員の方に任せきりだったため、必要な保障額も把握していませんでした。
そのため、独身なので高額の死亡保障は必要ないにもかかわらず、養老保険と医療保険に加入し月額3万5250円の支払いを続けていました。
また、保険は長く入っていたほうが得だという気持ちから、解約することができず満期保険は元本割れしていることも発覚したのです。
万が一の時の生活費を確保
指定の保険見直しの成功事例ついて
30代のBさん夫婦は妻名義で子どもの学資保険だけには加入していました。
しかし、夫婦の万が一に備えた保険は未加入状態だったので保険を見直すことにしました。
子どもについては新たに、人にケガをさせてしまった時に等に備えて傷害保険を追加、夫は変額終身保険と収入保障保険、終身医療保険を追加し、妻も同様のものを追加しました。
結果的に保険料は増えましたが、夫の死亡保障で4700万円と妻の死亡保障で1200万円を確保し、万が一のときに生活費は収入保障保険でカバーできるように備えたのです。
割安に十分な保障を確保する
指定の保険見直しの商品の価格やタイプについて
万が一に備えた生命保険の見直しの場合、変額終身保険と収入保障保険などが適しています。
変額終身保険は死亡保障は少なく200万円程度なのでお葬式の費用を供えたいときなどに使い勝手がいい保険で一生涯の保障を月額5000円前後の価格で確保することができます。
それでも死亡保障額が不足する場合に収入保障保険に加入しておけば、こちらも月額5000円前後で毎月15万円から20万円の生活費が万が一のときに保障される仕組みです。
既婚・未婚で必要なものをチョイス
指定の保険見直しをする時の保険商品比較のポイント
独身の場合、大きな死亡保障は必要なく、また夫が家計を支えている妻の場合も死亡保障はあまり必要ありません。
そのような場合には最低限の保障を確保できる変額終身保険の中から商品を選ぶのがポイントです。
また、収入源の保障に関しては家庭を持っている場合は家計の担い手が収入保障保険に加入しておけば安心で、独身者の場合は所得保障保険で必要な額の給付金が受け取れるものから選ぶようにすると安心です。
ニーズにあった商品が出てくるので常に見直しを
まとめ
心配事はたくさんあるものですが、まずは保険の補償状況を自らが把握することが大切です。
その上で窓口などで相談しながら保険の見直しをおこない、必要・不必要を見極めることが大事になります。
保険商品は近年のライフスタイルに合わせて、さあざまな商品が登場していますので、既婚・未婚それぞれにあった補償を得られる商品を常に見直していくことが無駄を省くことと安心感を得ることにつながります。