保険に入ると必ず支払わなくてはならないのが、保険料です。
これは保険に加入することで支払うことになり、毎月ほぼ一定額を支払うことになります。
この時、保険料を節約したい、なるだけ保険料を安くしたい人向けの保険というのもあります。
どういうものか見ていきましょう。
保険料が安くてもいざというときのための備えは大事
まず、このような保険でも、確実に必要性はあります。
というのも保険料と保障の手厚さにはある程度相関があるのですが、ここ最近では保険料も節約する傾向があるのです。
また、様々な保険の組み合わせ方や特約の有無などによって保険の内容や保証の手厚さをほぼ同等にしながら、なおかつ保険料を安くすることもできるでしょう。
このような保険料が安い保険は保障が手薄だから入らない、というように見る向きもありますが、今の時代はそのようなことはありません。
保険料が安い保険を幾つか組み合わせて入るほうが、特約を多くつけた保険料が高めの保険よりも保障が手厚くなることもあるのです。
このため、保険料が安くてもいざというときの備えになる保険もあり、また自分が気になるところに特約として他の保険に入るという形もあります。
節約したい人のための保険、どういう保証内容?
節約したい人のための保険といっても、保障内容は一般的なものとあまり変わりがありません。
生命保険の場合は死亡保障、高度障害保障などがあり、中には医療保険のように入院や手術によっても保障がなされるものもあります。
医療保険の場合は入院1日目から入院給付金の支給、手術給付金の支給が基本となっていますが、先進医療保障やガン保障が付いているものもあるのです。
特徴的なのは、保険の中でも「少額短期保険」というのもあります。
これは最大300万円までの死亡保障など制限があり保証期間も短いのですが、その分保険料が安くなっているというものです。
少ない金額で負担にならず、それこそ葬式代程度を準備できればいいという人向けの保険になります。
保険料を重視したい、保証は少しでいいという人にとっては適した保険でしょう。
保険の価格はこのところ下がっている傾向
このような保険料は、今のところかなり下がりつつあります。
保険料としては、一般的なネット系の生命保険で2000円ほどとなっているのです。
とある保険会社のネット生命保険の場合、30歳男性で死亡保障1000万円とすると、保険料は1380円や1500円、1800円というのも出てきます。
また、40歳男性の医療保険となると、入院給付金が1日5000円、手術給付金が5万円というシンプルなプランで1100円ほどとなっているのです。
これはこれまでの保険と比較しても、かなり安い金額となるでしょう。
上に出した少額短期保険の場合は更に安く、保険料が1000円を切るものも少なくありません。
この場合は入院にしか対応していないものや死亡保障としての保険金がかなり安いものなどもありますが、内容はとてもシンプルです。
保険のタイプは様々、価格を安くするならネットを使う
ちなみに、このような保険料を節約したい保険となると、多くの場合はネット系の生命保険会社やネットから申し込むことになります。
タイプとしてはネット生命保険・ネット医療保険などとなるのです。
またネット上から申し込める保険としては他にも一般的な学資保険や海外旅行保険などもあるでしょう。
このような保険はとにかくネットを活用することになりますが、パソコンやスマートフォンが普段から問題なく使えれば、申し込みや保険の申請などには問題は大きくないでしょう。
ただ、ネット系の生命保険などになると保険証券が発行されないものもあります。
このため、そのような保険に加入しているということをどこかに残しておくか、誰かに伝える必要があるでしょう。
手続きをできる人ならば、問題なく保険を受け取ることができるのです。
保険料を節約したい人向けの保険の比較ポイントとは
保険料を節約したい場合、いくつかのポイントがあります。
ひとつはとにかく価格が安い保険が魅力的に感じるかもしれませんが、保険料を節約したい場合は保証内容を比較することを忘れないようにしましょう。
次に、生命保険などの場合は特約をつけるかどうか、ということも大事になります。
特約に関しては、他の保険や少額短期保険などでカバーできるのならそちらに加入したほうが安くなることもありますので、その点は比較するといいでしょう。
ネット保険に加入する場合は保証内容との兼ね合いを考えることも大事ですね。
というのも、大体のネット保険にはシミュレーターがあります。
保証内容がいくらで保険金がいくら、というようなことがわかるので、保険料を安くしたいからと必要な保証内容よりも手薄になってしまうのは良くありません。
その点はよく考え、いざというときに十分な金額を十分に備えるようにしましょう。
保険料を安くしたいというのなら、見直しは必ず行おう
保険料を安くしたいというのなら、どちらにせよ見直しは必要です。
これはこれまでの保険以上にどういう金額をかける必要があるか、また何かあった時どういう金額を保証内容とするかによっても違いがあります。
特に最近はネット生命保険会社の保険料の安いプランが人気となっており、安いプランは積極的に保険料を安くしたい人にとってはありがたいプランでしょう。
また、同時に少額短期保険も見ておきましょう。
保証内容は手薄ですが、保険料を徹底的に安くしたいという人や保証内容は少なくていいという人にとってはありがたい保険になります。
保険は定期的に見なおすことで、保障内容が手厚すぎたり保証内容が仮定やライフスタイルに合わないものになっていることもあります。
定期的に見直すことで、保険料も安くすることができるでしょう。